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ライフスタイル・オブ・信州ライフスタイル・オブ・信州

風土と人が醸す、長野の地酒


多彩な地形を持つ長野県は、実は酒蔵数が全国2位。
それぞれの風土と人が造る、郷土の味を求めて、長野の日本酒再発見の旅へ。

※ここに掲載している商品は、オンラインショップ「NAGANOマルシェ」にて通信販売でもお買い求めいただけます。ぜひご利用ください。

角口酒造店

この冬誕生!銀座NAGANOが贈る、新しい日本酒のカタチ
― 角口酒造店

この冬、日本酒業界を驚かす新たな歴史が刻まれます。それが「ワールドカーリングツアー日本大会 軽井沢国際カーリング選手権大会2015」のオフィシャル酒の誕生です。氷上のチェスとも呼ばれるカーリングは、1998年長野冬季オリンピックで初めて正式競技に認定された氷上の知的スポーツ。そんなカーリングには、勝ったチームが負けたチームにお酒を贈るという文化があるのだそう。

そこで「せっかく日本で国際大会が開催されるなら、勝って自分が大好きな日本酒を贈りたい」との声を上げたのが日本代表として活躍するアスリート両角友佑選手。その声に応え「それなら今年のカーリング大会専用のオフィシャル酒を造ろう」と賛同したのが、両角選手と同じ年で角口酒造の杜氏を務める村松裕也さんです。

角口酒造店

長野で世界を目指す同世代が、想いをひとつにした奇跡の酒

カーリングの凛とした空気感をお酒で表現したいとイメージを膨らませる村松さんですが、計画を進める中で大きな難題にぶつかります。それは仕込みの時期。本来なら厳冬に仕込む日本酒を、初冬に完成させなければならないのです。

「このプロジェクトを成功させるには通常では考えられないタイミングで仕込みをしなければならないし、使用する新米に関してもデータが少ない。頼れるのは今までの経験と五感だけ。だから全身全霊で造るしか方法はない」と心に決め、仕込みをはじめたと言います。

さらに、この企画に賛同したもう一人の人物がいます。彼もまた同世代のガラス作家、野池征永さんです。野池さんが手掛けたのは公式酒を注ぐ器。「このお酒の香りと味わいを引き出すことはもちろん、カーリングストーンが回転する軌跡を2色のラインでデザインしました。丸みを帯びたフォルムもストーンを連想できる形状に設計したんです」とカーリングのイメージを大切に仕上げます。

大会の開催は、2015年12月17日から20日。この日のために心血を注ぎ造られた奇跡の酒も、いよいよお披露目です。

角口酒造店1ttou+Kisekiセット(純米大吟醸)
限定酒1ttouとKisekiのグラスは期間限定の特別販売です。
角口酒造店 飯山市常郷1147 http://www.kadoguchi.jp/


笑亀酒造

地元に愛される酒を作り直す。カリスマ杜氏の新たなる挑戦
― 笑亀酒造

創業明治十六年の歴史ある笑亀酒造は、いま大きく変革しようとしている注目の酒蔵です。その立役者が昨年から杜氏となった森川貴之さん。大手酒蔵で10年間杜氏を務め、業界のカリスマ的存在でもある森川さんが今までの経歴を捨て、新しい道を選んだ理由は「地元の酒を造りたい」という強い想いから。「自分が生まれ育った塩尻の水や米、ここに住む酵母、酒蔵の空気を使って、忘れ去られている地元の味を作り直したいんです」と目を輝かせます。

目指す味は、地場の食材にあうもの。「山菜やきのこ、川魚など塩尻の食にあわせるには質の良い甘さが必要だと考えています。いまはその甘さの質を追求している最中」。五感を研ぎ澄まし、真剣に酒造りに向き合う森川さんの表情を見ると、今年のお酒にも目指す味の片鱗が表れていると確信できます。

笑亀酒造笑亀地酒味わいセット(純米吟醸)
今回のために制作した木の香り漂う木曽春慶塗のお猪口と前掛け付き。
笑亀酒造 塩尻市塩尻町140 http://www.syoki.com/


岡崎酒造

上田の土壌と宿場町ならではの風土が造る、旨味を感じる一杯
― 岡崎酒造

北国街道の宿場町として栄えた上田市柳町に蔵を構えるのが岡崎酒造。ここで杜氏を務める岡崎美都里さんは、数少ない女性杜氏のひとりです。3人の子育てをしながら、蔵の味を追求する美都里さんは常に前向きなポジティブ派。女性ならではの観点を活かし、栄養が豊富な玄米を使用した「発芽玄米酒」にもチャレンジしてきました。そんな美都里さんを、影ながら支えているのが慎重派のご主人岡崎謙一さんです。

そんなお二人が目指すのは、印象に残るお酒。「食事の邪魔をしない表情の薄いお酒ではなく、これを飲むなら料理は何にしようかと主役になれるような一杯を作りたいんです」と声を揃えます。「私たち性格が真逆なんです」と笑いあう二人の相性の良さは、醸し出す空気を見れば一目瞭然。バランスの良さをきっと日本酒でも感じられるはずです。

岡崎酒造信州亀齢ふるさとセット(純米)
亀齢のロゴが入ったオリジナルの布袋は使うたびに味わいが増す品。
岡崎酒造 上田市中央4-7-33 http://www.ueda.ne.jp/~okazaki/


西飯田酒造店

伝統を受け継ぎ、新たな技術を取り入れる。花酵母で仕込む酒造り
― 西飯田酒造店

善光寺平で江戸末期から続く西飯田酒造店は、大量生産を行わず、手間をかけて手造りする地域に根付いた酒蔵です。ここで生まれ育った飯田一基さんは、現在5年目。昔ながらの製法を重んじる一方で、大学時代から研究を続けている花酵母を使った新しい酒造りにも積極的に取り組んでいます。さらに酒蔵では珍しく、花酵母で仕込むワイン製造も開始。「ワインをつくることで得られる酵母の特性を、日本酒に活かしたいんです」と培ったノウハウを酒造りに注ぎます。

また、原料となるお米やぶどうは、自らの目が行き届く契約農家で栽培。田畑と酒造りは同じ水源の水を使い、お米にストレスをかけないというこだわりも。開墾からはじめた水田には稲穂が実り、美しい田園風景も演出する酒蔵は、地域の自然や産業を守ることの一翼を担っています。

西飯田酒造店積善ふるさとギフトセット(純米吟醸)
飯田さんも愛用するブルーのポロシャツとお猪口が入った特別セット。
西飯田酒造店 長野市篠ノ井小松原1726 http://w2.avis.ne.jp/~nishiida/


大雪渓酒造

北アルプスの麓で活躍する、大手酒蔵と陶芸家が演出する贅沢
― 大雪渓酒造

自然豊かな安曇野で酒造りを営む大雪渓酒造は、信州を代表する大手酒蔵のひとつ。味を変えすぎず、かつ飲み飽きない美味しさを継承しているのは、杜氏の長瀬護さん。「高級な酒は旨くて当然、毎日の食卓でも旨いと選ばれる酒を造り続けたい」と言うだけあって地元消費は圧倒的シェアを誇ります。

今回は、そんな地元産業の担い手ともいえる大雪渓酒造の専務取締役薄井結行さんと、同世代の陶芸家である森岡宗彦さんがコラボ。お燗した日本酒をより引き立たせるオリジナルの酒器で味わって欲しいというコンセプトです。「燗をする、器を選ぶという手間をかけることで、日本酒の美味しさはもちろん四季や時間を楽しむきっかけをつくりたい」と想いを込めます。寒い冬のひとときを、温かく贅沢な時間に変えてくれるような限定セットです。

大雪渓酒造大雪渓+酒器セット(純米吟醸+上撰)
お燗で味わって欲しい日本酒は、普段使いと特別用の2本セット。
大雪渓酒造 北安曇郡池田町会染9642-2 http://www.jizake.co.jp/


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