【フェイスブック de 銀座NAGANO BAR】
2016.11.20
いらっしゃいませ~♪
ここは、月に一度フェイスブックの中でしか開店しない特別なお店「銀座NAGANO BAR」。
銀座NAGANOの5人のソムリエが毎月交代でお店に立ち、テーマに合ったワインをおすすめします。
本日皆様のお相手を務めますのは、われらがワイン王子 花岡純也です!
1975年松本市生まれ。家業の旅館を継いだ後、2012年長野ワインをメインとした「ワヰン酒場かもしや」をオープン。昨年『本当に旨い長野ワイン100』を出版。その他ワイン関係の雑誌に多数執筆。この4月より銀座NAGANOワイン担当として勤務。
今回はそんな彼に「冬の料理と合わせて“ほっこり”楽しめる、和食と相性がいいワイン」をテーマに長野県のワインを選んでもらいました!!
花岡「今回オススメするのは『エステート五一 龍眼/林農園』です。
山梨では“甲州”、長野では“龍眼”
龍眼という品種は明治時代から善光寺周辺で栽培されてきた歴史があり、DNA研究で中国をルーツとする東洋系の品種であることがわかっています。
豊かな果実味と穏やかな香りを綺麗な酸がワインに立体感を持たせた、食中酒として最適なワインです」
「日本ワインの特徴は、日本の調味料や食風土にも寄り添うこと。
同じ発酵食品として、味噌や醤油、塩麹や酒粕などにも合わせられるのが日本ワインの楽しさでもあります。
なかでも特徴的なのが、鰹節などからとる“出汁”は、海外ワインと合わせると、臭みや苦味などのネガティブな特徴を拾うことも多々あります。これはワインに含まれるミネラル分、中でも鉄分に起因しているところが大きいと言われています。
日本ワインに含まれる鉄分を見てみると、“龍眼”は甲州に次いで含有量が少ないことが分かっています。甲州や龍眼が和食と相性が良いというのはこういう理由もあるのですね」
「そして、これからの季節に合わせて頂きたいお料理は、“お鍋”です。
龍眼はとても守備範囲が広く、また生姜やみょうが、柚子などの和の香草とも好相性ですので、水炊きやしゃぶしゃぶ、おでん等を、薬味と共にお楽しみ頂ければと思います」
お鍋に合うなんて、秋冬にぴったりのワインですね(*´ω`*)
みなさんもきのこなど長野県食材をいっぱい使ったお鍋と長野県産ワインでさむ~い冬も体の芯から温まってくださいね☆
エステート五一 龍眼/林農園 1,700円(税別)