伊那谷の風土がつくりだす発酵食品とジビエとおもろい話の会
- 予約制(有料)

このイベントは、ジビエと発酵食品を食べ、日本酒を嗜みながら、長野県の伝統野菜や食文化に関するおもしろい話を聞いて、目と口と頭で長野県伊那市を楽しんでいただくイベントです。
主催する南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会は、中山間地の伊那市長谷地区を中心に地域農業の振興を目的として活動している団体です。
2019年は、中山間地の特色を活かした有機栽培・自然栽培を学ぶ農ある暮らし学び塾を東京と伊那市で開講し、伊那市の農家や地域おこしの実践者を講師に迎え、座学と現地研修を組み合わせた講義を行ってきました。今回の企画はそのスピンオフ企画です。
農ある暮らし学び塾の講師も務める信州大学農学部の松島先生は、信州の伝統野菜認定委員でもあり、伝統野菜や唐辛子の研究者です。長野県には伝統野菜がすでに76種登録されており、それは全国でもトップレベルの数。
郷土の伝統野菜と郷土料理はセットで残っていることが多く、なかでも漬物として残っているものは特に多いそうです。漬物を発酵させる菌はまさに地域によってさまざま。今回は伊那市で漬けた漬物も料理にアレンジされ提供されます。伊那市の風土がつくりあげた味を松島先生のお話とともにお楽しみください。
料理を提供するざんざ亭の長谷部さんは元猟師。林業を志し、伊那市に移住とともに狩猟免許も取得。そこで野生肉の魅力に惹かれ、ジビエ料理を研究しはじめ料理人に。ざんざ亭長谷部さんの鹿肉料理は、鹿の筋肉のつき方などを知る猟師目線の工夫で下処理され、とても柔らかく美味しいです。近頃は地域の風土がつくりだす発酵食品のうまみに魅了されているそう。料理を食べながら、ぜひ伊那市に思いを馳せてみてください。
地域の楽しみといえばお酒。今回、お酒を提供してくださるのは、日本で初めて防腐剤の入らない酒をつくった長野県伊那市の宮島酒店。原料は契約している有機栽培農家のお米を使用したり、蔵元自身が酒米づくりに加わり、農家さんとともに田植えや田の草取りといった作業をするなど、原料までこだわったお酒をつくっている蔵元さんです。
日本酒も風土によって味が変わる発酵食品。ぜひ、伊那市の味を楽しんでください。
※2部入替制
【第1部】プログラム1
時間 15:00~16:00
料金 2,000円(おつまみ・お酒付き)
内容 信州大学農学部松島先生の長野県の伝統野菜・漬物に関する講演と、ジビエと漬物のおつまみ、伊那市の日本酒を楽しんでいただけます。
【第2部】プログラム2
時間 17:00~19:30
料金 4,000円(食事・お酒付き)
内容 信州大学農学部松島先生の長野県の伝統野菜・漬物に関する講演と、ジビエと漬物を使用したお食事、伊那市の日本酒を楽しんでいただけます。
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信州大学農学部 准教授 松島憲一
信州大学学術研究院農学系准教授。博士(農学)。専門は植物遺伝育種学でトウガラシやソバなどの遺伝資源探索、遺伝解析、品種改良および民族植物学的な研究を実施している。また、それらの研究を通して地域活性化についての支援もしている。信州伝統野菜認定委員。
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ざんざ亭 長谷部晃さん
林業を志し伊那に移住。その時に罠と鉄砲の免許をとり、初めて鹿、猪などの家畜でない肉を食べ、野生肉の魅力に引き寄せられる。そこからジビエ料理を研究し始め料理人になり、現在に至る。
小さな宿ざんざ亭でジビエや時の野菜、山菜、キノコをふんだんに使ったコース料理を出している。イベントにも呼ばれ出張料理や料理人とのコラボレーションも行っている。 -
日本酒『信濃錦』蔵元 酒座宮島
『お客様に安心して心ゆくまで日本酒を楽しんで戴きたい』という思いを胸に、酒造りに励む蔵元。日本で初めて防腐剤無添加酒を開発した後も、原料米の契約栽培、全量純米醸造酒へと安心して楽しめる日本酒を求め日々研鑽を重ねる。良い米が育まれる環境の伊那谷と、その中で熱心に純良な米の栽培を行う農家の方々とともに「信州の風土に根差した酒造り」を行っている。
- 開催日2020年02月13日(木)
- 時間15:00~16:00/17:00~19:30
- 定員各24名(申込先着順)
- お問い合わせ南アルプス山麓地域振興プロジェクト推進協議会 TEL 0265-82-1260 メールでのお問い合わせはこちら※お問い合わせの際は、件名に「イベント名」と「開催日」をご記入ください
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