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    レスキューした木っ端で自分だけの一輪挿しを。初開催!リビセン木工ワークショップの様子をレポート

    レスキューした木っ端で自分だけの一輪挿しを。初開催!リビセン木工ワークショップの様子をレポート

    銀座NAGANOで開催した、木工ワークショップイベントの様子をご紹介します♪

    毎月たくさんのイベントを開催している銀座NAGANOですが、木を使ったものづくりのイベントは新しい試み。施設がリニューアルしたのだから、イベントも今までにないものをやっていこう!ということで、ゼロから企画したものです。

    今まで銀座NAGANOのイベントに参加したことがない方も含め、大人から子どもまで15名の参加者さんににものづくり体験を楽しんでいただくことができました!

    諏訪の“リビセン”が銀座に初登場!

    今回一緒にイベントを盛り上げてくれたのは、長野県諏訪市で古材や古道具を販売するリサイクルショップを運営するReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン、通称:リビセン)。

    解体する家などからレスキューしてきた古き良き家具や木材が集う3階建ての店舗は、信州らしさがぎゅっと詰め込まれた空間。ここにしかないモノとの出会いを求めて、わざわざ県外から訪れるファンもいる人気店です。

    そんなリビセンさんが今回行ってくれたのは、木っ端を使ったオリジナルの一輪差しを作る木工ワークショップ。

    行き場をなくした古材や古道具を買い取り(=レスキュー)、販売やリユースをすることで、大切にしてきた持ち主の思いまで救うことをモットーに活動しているリビセンさんですが、その過程でどうしても出てしまう「木っ端(=木の端材)」があります。

    その木っ端に人の手で新たな命を吹き込み、また他の誰かの「大切なモノ」になってもらえるようにと編み出されたのが今回のワークショップ。

    日曜の昼下がりに、誰でも手軽に参加できる1時間の体験イベントとして、2グループに分けて開催しました。

    世界にひとつの作品を!木っ端の一輪挿しワークショップ

    ワークショップは銀座NAGANO2階のイベントスペースで開催。大きなテーブルをみんなで囲む形で行いました。

    前半はリビセン店舗マネージャーの岸本さんから、リビセンについてのお話がありました。レスキューの風景やストーリーに、皆さん聞き入っている様子。

    「世の中に見捨てられたものに価値を見出し、

     もう一度世の中に送りだし、次の世代につないでいく」

    これがリビセンの掲げる理念。

    木っ端から世界にひとつだけの一輪挿しを生み出すという今回のワークショップは、まさにこの理念にぴったりの内容です。

    集まってくれたのは15名。お一人参加の方から親子連れまで幅広く、リビセンにずっと行ってみたかった人も今回のイベントを機に知ってくださった方もいらっしゃいました。

     

    ①好きな木っ端を選んでみよう

    最初のステップは、テーブルの上にランダムに置かれた木っ端から、お気に入りをひとつ選ぶこと。「これが一番時間がかかるけど、一番楽しいところです」と岸本さん。

    今回持ってきてくれた木っ端は、レスキューされた場所も元の姿もさまざま。「これはお米を炊く釜の蓋の部分」とか、「これは引き戸の一部だった」とか、ひとつひとつにストーリーがあります。

    形も硬さも塗装もさまざまなので、これから行う穴あけ作業の注意点も異なります。斜めに穴を空けるのは少し難易度が高いことなどの説明を受けながら、じっくり選んでいきます。

    これだ!とひと思い手に取る人もいれば、じっくり吟味してなかなか決まらない人も。参加者さん同士であれこれ会話を交わしながら選んでいきます。

     

    ②磨いてやすって、自分だけの形に

    穴を開けたら、木っ端を整えていきます。

    木材はやすりをかけて磨くのが一般的ですが、木っ端はやすりで塗装が剥げてしまったり、元の質感が消えてしまったりします。木っ端のよさをそのままに角を取るために、金槌をこすりつけてまるめる方法が伝授されました。

    金槌にこんな使い方もあるのね!と驚きながら、丁寧に磨いていきます。会話を楽しみながらも、黙々と自分の世界に没頭することもできる、そんな木工ワークショップの魅力が感じられた時間でした。


    ③試験管の位置を決め、ドリルで穴あけ

    自分だけの木っ端を決めたら、次は試験管をどこに挿すかを決めていきます。木っ端を縦に使うか、横に使うか、意外とたくさんのパターンが。センスが問われるところです。

    挿す位置を決めてチョークで目印をつけたら、いよいよ今回のワークショップのメイン、ドリルを使って穴を空ける工程に進みます。

    スタッフさんにサポートしてもらいながら、一人ずつ順番に。一気に穴を空けると木が割れてしまうこともあるため、木の個性と対話しながら、少しずつ穴を深めていきます。

    小さなお子様は、親御さんと一緒に。どんな人も安全に楽しめるのもこのワークショップの魅力ですね♪

     

    個性あふれる一輪挿しが完成!

    そして完成した作品がこちら。参加者さんによってまったく表情の違うものができました。

    長野県から、今回のワークショップに合わせて「スプレーカーネーション」のお花をプレゼント。

    長野県はカーネーションの生産量日本一!このスプレーカーネーションは、お花が小ぶりで集まって咲くことから「集団美」などの花言葉があるお花です。作った一輪挿しにぴったり!

    最後は参加者さん同士で並べてみたり、ご自分のアクセサリーを添えたり、思い思いのアレンジをして写真撮影を楽しみました。 

    小規模な開催となりましたが、参加者の皆さんが「すごく楽しかった!ありがとう!」と笑顔で帰って行かれたのが印象的でした♪

    銀座NAGANOではこうした新しいイベントにもチャレンジしています。参加してみた感想や、こんなイベントがあったら参加したいというご希望があれば、ぜひお問合せフォームからご意見をお寄せください。