まち歩き2018web用
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温泉街の中心地、北向観音へ通じる参道入口。参道の両側には風情ある店が建ち並びます。北向観音の紹介は6Pで。別所温泉駅 別所温泉は、古くは「七なな久く里 りの  湯 ゆ」と呼ばれ平安時代の有名な和歌集にもその名をとどめているとされる信州最古の温泉です。北条氏が別院として使っていたことから、「別所」という名前がついたといわれています。肌がなめらかになることから「美人の湯」とも呼ばれています。 温泉街には、旅館の内湯のほかに3つの外湯と3つの足湯、日帰り温泉施設があります。真田幸村隠しの湯「石湯」、木曽義仲ゆかりの葵の湯「大湯」、慈覚大師ゆかりの湯「大師湯」の3つが、別所の「外湯」と呼ばれる伝統とロマンの共同浴場です。温泉にゆっくりと滞在し、「信州の鎌倉」といわれる国宝級の歴史的建造物の多いこの地域をご堪能ください。んべっしょおんせ別所温泉・外湯めぐりまち歩きガイドブック幸村の隠し湯「石湯」天然の岩間をそのまま浴槽にしたこの湯は、むかし、野飼いの牛が傷ついた脚をこの湯でいやしたので『牛湯』と呼ばれていました。戦国時代、真田一族が英気を養い、傷をいやしたともいわれています。「真田太平記」の中で真田信繁(幸村)が女忍者お江と結ばれるのも、ここ石湯でした。営業時間/6:00~22:00 利用料金/150円定休日/第2・4火曜日上田市別所温泉 財産区 ☎0268-38-5750ちょっと足を延ばして周辺観光はいかが?別所温泉 宿泊施設の案内は32Pへ、名所旧跡の紹介は14Pへ、まち歩きモデルコース「塩田平の古刹めぐり」は6Pへどうぞ。遊らんバス「ナイトビューロマンスツアー 姨捨」全国の夜景百選にも選ばれた眼下に広がる善光寺平の見事な夜景が皆さまをお迎えします。☎0268-38-2020 別所温泉旅館組合伝説の中の「大師湯」比叡山延暦寺の座主円仁慈覚大師が、北向観音堂建立のため当地に来錫の折、好んで入浴したので大師湯と名付けられました。また、安楽寺開山樵谷、二代幼牛の両禅師の木像(重要文化財)が夜な夜な入浴されるので、それを恐れた村人が木像の目玉を抜きとったという伝説もあります。営業時間/6:00~22:00利用料金/150円定休日/第1・3木曜日上田市別所温泉 財産区 ☎0268-38-5750義仲ゆかりの「大湯」木曽義仲が依田城(丸子城)に拠って、はるか上洛の機をうかがっていた頃、ここに御湯屋を新築して愛妾“葵の前”としばしば入浴していたので当時は『葵の湯』と呼ばれていたと伝えられています。北条義政が信濃の守護職としてこの地に居を構え、ここを憩いの場としていたので、『北条の湯』と呼ばれていたこともあります。営業時間/6:00~22:00利用料金/150円定休日/第1・3水曜日上田市別所温泉 財産区 ☎0268-38-5750直行バス「ぽっかぽか号」でちょっと松本まで!別所温泉・鹿教湯温泉⇔松本片道2,000円でとってもお得!問合せは、ご宿泊のホテル・旅館へ。大師湯石湯春、上田電鉄別所温泉駅は満開の桜で観光客をお迎えします。だいしゆ別所温泉では最大規模の日帰り公共温泉施設で、内湯、露天風呂のほか天然桧が香る岩盤浴や無料の足湯もあります。上田市別所温泉58 ☎0268-38-2100営業時間/10:00~22:00 利用料金/大人500円、小中学生250円定休日/第2・4月曜日(月曜祝日の場合は翌日)おおゆ常楽寺安楽寺別所神社参道北向観音37Pをご覧下さい足湯ななくり足湯「大湯薬師の湯」大湯MAP・C-5あいそめの湯あいそめの湯足湯「ななくり」いしゆ別所温泉別所温泉に宿をとって、周辺の観光地巡りもいいね。●泉質:単純硫黄温泉(低張性アルカリ性高温泉) ●効能:神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関接のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、 痔病、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、慢性婦人病、きりきず、糖尿病安楽寺の八角三重塔をモチーフにした総ヒノキ造りで、8人が同時に腰掛けてゆっくり楽しめます。湯は近くの源泉より引かれた、単純硫黄泉です。29

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