【イベントレポート】横山タカ子さんの信州の長寿ごはん ~五感で味わう夏の贅沢。伝統野菜×くりん豚、心と体を満たす彩り旬彩御膳~
銀座NAGANOでは毎月、郷土料理研究家の横山タカ子さんをお招きし、信州各地の市町村等と連携した「信州の長寿ごはん」イベントを開催しています。

7月22日(水)は、南信州・喬木村(たかぎむら)とコラボし、「五感で味わう夏の贅沢。伝統野菜×くりん豚、心と体を満たす彩り旬彩御膳」を開催しました。
当日は、信州の伝統野菜「志げ子なす」、香り豊かな「赤石紅にんにく」、喬木村のブランド豚「くりん豚」等、彩り豊かな夏野菜やブランド豚、旬の果物を取り入れたメニューをご堪能いただきました。
🍆 喬木村ってどんなところ?
中央アルプスと南アルプスに抱かれた伊那谷南部に位置する喬木村は、豊かな自然環境と温暖な気候に恵まれた村です。天竜川の河岸段丘が広がる風景や四季折々の美しい自然に囲まれ、農業を基幹産業として発展してきました。
特に果樹栽培が盛んで、梨や桃、市田柿などの産地として知られるほか、「志げ子なす」や「赤石紅にんにく」といった地域ならではの農産物が受け継がれています。また、喬木村では豊かな自然を生かした畜産も行われており、地域ブランドの育成にも力を入れています。
今回使用した「志げ子なす」は、皮がやわらかく、とろけるような食感と上品な甘みが特徴の信州伝統野菜です。また、「赤石紅にんにく」は大正時代から栽培されてきた歴史ある品種で、豊かな香りと力強い旨味を備えています。
さらに、村花である「くりんそう」にちなんで名付けられたブランド豚「くりん豚」は、脂の甘みと旨味のバランスに優れた喬木村自慢のブランド豚として親しまれています。

🍽 本日のお品書き
📝 イベント後記
今回特に印象的だったのは、志げ子なすの挟み焼きです。
やわらかな志げ子なすの間に、赤石紅にんにくと話題のスーパーフード「ソルガム」を加えたくりん豚バーグを挟み込み、素材それぞれの持ち味を活かした一品に仕上がりました。志げ子なすの甘みとくりん豚の旨味、赤石紅にんにくの香りが絶妙に調和し、参加者の皆さまからも好評をいただきました。
また、南信州ならではの郷土食である「竹やのめがね型五平餅」をはじめ、彩り豊かな料理の数々が並びました。
五平餅については、その形や味だけでなく、喬木村に伝わる興味深い歴史も紹介されました。かつて喬木村で阿島傘づくりが盛んだった時代には、使い古した阿島傘の骨を五平餅の串として再利用していたといわれています。地域に根付くものを大切に使い切る暮らしの知恵や文化を感じられるエピソードに、参加者の皆さまも熱心に耳を傾けていました。
さらに当日は、喬木村の伝統工芸品である「阿島傘」の職人をお招きし、その歴史や製作工程についてお話しいただきました。会場には実際の阿島傘も展示され、参加者の皆さまは食だけでなく、地域が誇る伝統工芸の魅力にも触れる機会となりました。阿島傘と五平餅の意外なつながりに驚きの声も上がり、喬木村の文化の奥深さを感じていただく機会となりました。
なかでも注目を集めたのは、デキャンタでご提供した紫色の「エディブルフラワーウォーター」です。エディブルフラワーから抽出した鮮やかな紫色の水にレモンを加えると、美しいピンク色へと変化します。見た目にも楽しく、まさに“五感で味わう”という今回のテーマを象徴する一品となりました。
また、写真には掲載されていませんが、デザートには大粒ブルーベリーと旬の桃を贅沢に使用したジュレとパンナコッタを重ねたミニパフェが登場。果樹の里としても知られる喬木村ならではの夏の恵みを感じられるデザートとなり、お食事の締めくくりを華やかに彩りました。
横山先生からは、それぞれの食材の特徴や地域に伝わる食文化についてのお話があり、参加者の皆さまは味覚だけでなく、喬木村の風土や暮らしについても理解を深めていました。
信州伝統野菜「志げ子なす」、ブランド豚「くりん豚」、そして地域で受け継がれてきた郷土の味や伝統工芸を通じて、喬木村の魅力をまさに五感で味わうひとときとなりました。

🔔 次回予告
「横山タカ子さんの信州の長寿ごはん」では、これからも信州各地の食材や郷土料理をテーマに、その土地ならではの魅力をお届けしてまいります。
次回は9月9日(水)に毎年すぐに満員となるの加藤鯉店とのコラボしたお料理を提供いたします。
海なし県、長野県のブランド魚の実力をご賞味ください。

▲長野県の川魚を使った郷土料理(写真は昨年度提供されたお料理になります)
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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