信州が誇る高級ぶどう Vol.1
「輝く赤色の“ぶどうの女王” クイーンルージュ®がデビュー!」
2021.09.15
全国トップクラスの日照時間や、昼夜の寒暖差の大きさなど、おいしい果物栽培に必要な条件を兼ね備えた長野県。
秋のフルーツの代表格、ぶどうも生産量全国2位を誇り、県下各地でさまざまな品種が栽培されています。
そんな長野県で10年以上もの歳月をかけて開発された、高級ぶどうの新品種「クイーンルージュ®」がこの秋ついに市場デビューを果たします。
鮮やかな赤色が美しい期待の新品種
シャインマスカットのように、種がなく、皮ごと食べられるぶどうの需要が高まったことから、同様の特徴をもった“赤い”品種を目指し、開発を開始。
赤紫色で細長い形が特徴のユニコーンにシャインマスカットを交配させて誕生しました。
鮮やかな赤色が一番の特徴で、シャインマスカットより少し皮が薄めでありながら果肉がしっかりとし、歯切れ、皮切れがよいのも魅力です。
県内農家では40年ほど前から赤色のぶどう品種をいくつも作ってきましたが、発色や着色が安定せず、試行錯誤を繰り返してきました。
だからこそ、ようやく生み出されたこのクイーンルージュ®への期待は高く、生産者からも「赤色が鮮明で粒もしっかりしていて作りやすい」と評判は上々です。
なんと糖度20度!とびきり甘いクイーンルージュ®
2018年から開発に関わる研究員の市川悦子さん。
「初めて食べた時にどの品種よりも甘い!という印象を抱きました」
と話すように、平均糖度は20度とナガノパープル(同18度以上)、シャインマスカット(同19度以上)をも上回る甘さで食べ応えがあるのも特徴です。
一口食べるとさわやかなマスカットの香りと上品な甘さが口いっぱいに広がります。
「シャインマスカットやナガノパープルのように、お子さんからお年寄りまで広く親しまれ、また、数十年もの長期にわたって人気のある巨峰のように、消費者、生産者、どちらからも長く愛される品種に育ってほしいです。また、その名の通り“ぶどうの女王”のような存在になれば」と市川さん。
生産者、そして開発に携わった多くの人々の期待を背負って、この秋クイーンルージュ®がいよいよ本格デビューを果たします。
※この記事は2021年9月時点の情報です。取扱商品等は変更になっている場合がございますので、ご了承ください。