見た目で選んだら中身もすごかった!信州パケ買いカタログ2019.02.20
一目見ただけなのに、商品のことはよく知らないのに「欲しい!」と思ってしまう、いわゆるパケ買い※アイテム。長野県といえば、牛乳パンや七味唐辛子を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、ほかにもレトロかわいい系やインパクト系の商品もたくさん。そして取材をしてみたらびっくり。見た目に負けない品質へのこだわりや、人に教えたくなるキャラ誕生の秘話がありました。
※「パッケージ買い」の略。「ジャケ(ジャケット)買い」とも
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「80℃での15分殺菌」という昔から変わらないこだわりの製法で作られた、まろやかなコクと甘さがある濃厚な味わいの牛乳。そのおいしさだけでなく、三日月の上で眠る(ちょっとふてぶてしくも見える?)天使の赤ちゃんのキャラも人気の立役者。昭和25(1950)年、名古屋から小布施町に移住してきた創業者の奥さんが考案したもので、3代目の現社長曰く「名古屋のハイカラな令嬢さんだったので、子どもの健康と夢を月に乗せるイメージでデザインを依頼したのではないか」とのこと。よく見ると商品ごとで微妙に表情が違う! そんなゆるさもかわいらしさの理由です。
500mlパック(270円)、180ml瓶(216円)、ミルクカップ(各1,296円)、みるくもち(270円)、いちごもち(270円) 銀座NAGANOで販売中 ※牛乳は毎週土曜日入荷
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[オブセ牛乳]
上高井郡小布施町中松532-2TEL.026-247-2243
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昭和8(1933)年に軽井沢で創業し、厳選した信州産食材や世界各国の原料を使って、本格的なヨーロッパスタイルのパンを提供する浅野屋。パン好きなら、食パンを運ぶ職人をモチーフにしたこの印象的なロゴマークもおなじみですよね。そのルーツを3代目の現社長に聞いたところ、法人化した40年ほど前に美術関連の方に依頼をして作ったものだそう。いつの間にかこのロゴも、安心安全で毎日食べても飽きのこないパンと同じように、浅野屋にとって当たり前のものになっていたようです。
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[ブランジェ浅野屋]
北佐久郡軽井沢町軽井沢738TEL.0267-42-2149
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明治44(1911)年創業の老舗菓子店の翁堂のマスコットキャラ「ミミー」。バターをたっぷり使った「ミミーサブレ」で活躍中です。その誕生は約50年前。3代目の現社長が店舗の庭で飼っていた美しいオウム「タロウ」がモチーフになっていて、愛称は市民公募で決定したそう。最近は口コミでそのかわいさが評判になり、名物の「たぬきケーキ」と人気を二分しています。
2月23日(土)「ミミーサブレ(5枚入り、430円)」を銀座NAGANOで限定販売
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[翁堂]
松本市中央3-4-16TEL.0263-35-6948
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無農薬栽培そばの製粉を本業とする信陽食品の初代社長が55年前、「子どもに安くておいしい即席ラーメンを提供したい」と考案。長野県北部に多く生息していて、子どもも親しみやすいたぬきのキャラクターをつくり、商品名にも採用しました。鶏ガラと野菜のあっさりスープのしょうゆ味とコクのあるみそ味があり、昔から変わらないシンプルな味わいと素朴なパッケージのロングセラー商品です。
85g(麺80g)×5食(432円) 銀座NAGANOで販売中
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[信陽食品株式会社]
長野市北条町26TEL.026-243-2915
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海外で活躍したオーナーが「長野のおいしいりんごを世界に広めたい」との思いで、大切な人へ贈るバラの花束をイメージして生み出した美しいタルト。契約農家のりんごや国産バターを使い、じっくり時間をかけて手作りする逸品です。
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[APPLE & ROSES]
安曇野市穂高有明8150-1TEL.0263-31-0655
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松本らしいお土産を信州の素材で作りたいと生まれたバウムクーヘン。松本手まりのフォルムが再現されたかわいらしさにイチコロです。コシヒカリの米粉を使ったしっとり生地と、栗餡&小布施栗の甘露煮のハーモニーにも感動。
3月2日(土)ミニてまりん(Φ約7.5cm×高さ約6cm、1,080円)を銀座NAGANOで限定販売
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[てまりや]
松本市中央2-4-15TEL.0263-39-5858
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長野県PRキャラクター「アルクマ」をモチーフに、信州産の紅茶を詰めた手作りのティーバッグ。「アルクマ」の表情は3種類あり、お湯を入れるとバッグが浮き上がって、目でも癒されるティータイムになります。
2g×3個入り(540円)、6個入り(1,080円) 銀座NAGANOで販売中
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[M’s Factory]
松本市南松本1-9-4TEL.0263-28-8099
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健康的な顔色に繭の形をかたどったふさふさの眉毛と髯、体には「大當(おおあたり)」の文字が入った、養蚕業が盛んだった松本ならではのだるま。養蚕の衰退とともに一時は姿を消しましたが、数少ない資料から布野恵だるま店の手により復活。煮皮(接着材)を貼りつけながら形を作り、黒く美しく染めあげた麻で毛を表現するのは至難の技だそう。現在、たった一人の職人しか作れない希少なだるまは、数カ月待ち必至の人気商品です。
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[布野恵だるま店]
松本市里山辺3464TEL.0263-32-5724
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見事なしだれ桜や希少な光苔で知られる駒ヶ根市の光前寺。この名刹に残るのが、村人を苦しめる怪物と命を賭して戦った山犬・早太郎の「霊犬早太郎伝説」です。伝説にあやかった「早太郎みくじ」は、つぶらな瞳をした犬の素焼きに入っていて、おみくじを引いた後も置き物としてとっておけるのが特徴。早太郎が怪物を退治したとされる静岡県磐田市の「見付天神」にも同様のおみくじがあるそうです。
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[光前寺]
駒ヶ根市赤穂29TEL.0265-83-2736
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大正時代、冬場の農家の生業となることを目指し誕生した「農民美術」。上田を第二の故郷とした芸術家・山本鼎がロシアや北欧での滞在経験から「雑木など身近な材料で芸術作品は作れる」と提唱して全国に広まりました。発祥100周年を迎えた今も、上田では16名の作家が創作中。鳩の小物入れや植物柄の木皿、道具箱、木端(こっぱ)人形など、身の回りのものをモチーフにした木彫り細工は、どれも懐かしくて温かみある工芸の魅力にあふれています。
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[長野県農民美術連合会]
上田市古里114-18TEL.0268-24-2304
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大正時代創業の岡谷市の武居畳店4代目が畳と木工技術を掛け合わせ、い草と木曽ヒノキを使って作ったお盆。茶道をたしなんでいたことから地域のイベントで呈茶(抹茶のふるまい)を任せられた際、「普通の盆では味気ない」との思いで大工仲間の協力のもと考案しました。当初は売り物ではなかったものの、周囲の要望から商品化。「おみやげグランプリ2019(ふるさと祭り東京実行委員会)」ではアイデア賞を受賞し、じわじわと人気が高まっています。
※オーダーメイドによる生産となります。 -
[武居畳店 武居政典]
岡谷市山下町1-14-23TEL.090-4917-0072
この記事は2019年2月時点の情報です。
取扱商品等は変更になっている場合がございますので、ご了承ください。