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自分らしく、生きてみる。銀座経由、信州暮らし


自分らしく、生きてみる。山々に抱かれた豊かな自然、健康長寿を育む食文化、首都圏からのほどよい距離感。そんな理由から最も移住したい県といわれる長野県。実際に地方暮らしやI・J・Uターンをサポートする「ふるさと回帰支援センター」でのアンケートでは、2017年・18年と2年連続で1位、さらに宝島社発行『田舎暮らしの本』では、13年連続で1位となっています。移住のきっかけは何だったのか、移住先でどんな日々を送っているのか、銀座NAGANOを経由し、自分らしい信州暮らしを始めている方々を訪ねました。

コンパクトで暮らしやすい田舎、宮田村へ移住して見つけた家族の時間、自分の時間

2018年 宮田村に移住 関紀子さん

カトー株式会社 まちなか不動産勤務・地域ブロガー
関 紀子さん(1990年生まれ)

「子育てが優先できる生活をしたいと思ったのが、移住を考え始めたきっかけです」とかつての暮らしを振り返る北海道出身の関さん。東京に上京してSEとして勤務し、結婚・出産を経てなんとか自宅近くの保育園に子どもを預けたものの、職場は電車で片道1時間20分と遠く、保育園まで迎えに行き、帰宅し食事をして入浴すればあっという間に就寝の時間。子どもとの時間が取れず「移住して生活環境を変えたほうがよいのでは」との思いが募ったそうです。

関紀子さん

そんな時、移住先として考えたのが、夫の実家があり自然が豊かな長野県。ふるさと回帰支援センターや銀座NAGANOの移住相談に半年ほど通い、宮田村を移住先に定めました。夫婦共働きではなくても保育園に入れる余裕があり、高校生までは医療費無料といった子育て支援の手厚さや、生活圏が半径約2kmに集中していて「お酒を飲んでもだいたい歩いて帰れる」ほどコンパクトな村のサイズ感も気に入りましたが、相談へのレスポンスが早く、移住体験住宅の宿泊なども手配してくれた村の移住支援も大きな後押しになったそうです。
夫の仕事もふるさと回帰支援センターの相談員に地元の企業とつないで就職先を紹介してもらったり、関さん自身も移住後に参加した村の移住者交流会を機に、以前から興味があった不動産業に就職。

「生活に必要なものはほぼ村内でそろいますし、日々の時間に余裕ができました。通勤時間の短縮は大きいですね。プライベートも家族と過ごす時間が充実しています。自然に囲まれた環境も居心地がいいですね」
さらに、現在は地域ブロガーとして自身の移住体験や村の魅力を発信中。県内の地域ブロガー同士でつながり、より深く幅広い地域情報や移住希望者向け情報を発信する取り組みも進行中だそう。宮田村で新しい自分らしさを見つけ、日々の暮らしを楽しんでいます。

宮田村総合公園ふれあい広場

宮田村総合公園ふれあい広場で娘のひなたちゃんと遊ぶ関さん。ここから眺める南アルプスが村で一番お気に入りの風景だそう。また、宮田村は日本酒以外、全部村内で製造しているという酒好き目線の魅力もあったとか。

アンテナショップと関さん

現在は建設業を営む村内の企業が新規オープンした不動産をPRするアンテナショップで働き、宅建士の資格取得を目指し勉強中。仕事も充実しています。

関さんのブログ「毎日ズボラ」関さんのブログ「毎日ズボラ」はこちらをチェック!
https://dannayome.com/

INFORMATION

3月24日(日)に駒沢公園で開催される「パラ駅伝 in TOKYO 2019」のサブイベントに銀座NAGANOと宮田村のコラボブースが登場。宮田村のワイン、ウイスキー、ビール、名物のドーナツなども販売予定ですので、ぜひお越しください。


凛とした空気感、雄大な八ヶ岳 茅野で見つけた私らしい私

2017年 茅野市に移住 田子直美さん

茅野市地域おこし協力隊
田子 直美さん(1978年生まれ)

「世界で活躍できるウエディングプランナーになりたい」そんな志を抱き、東京・銀座のブライダル会社で8年間勤務した田子さん。しあわせが溢れる結婚式を手伝う仕事はやりがいがあり、精一杯働く日々を過ごしていました。一方で、連日深夜に帰宅する日々に「自分のことを大切にできていないのではないか」との思いも。神前式の挙式を多く担当していて、山中にある奥宮などを訪れる機会も多く、次第に山に魅了され、休みのたびに登山を楽しむようになったといいます。

清水寿美子さん

「まず、長野県には素晴らしい山がたくさんありますし、父の仕事の関係でよく来ていたり妹が信州大学に進学したりと、長野県とはずっと昔から縁があったので、ほかの選択肢は考えなかったですね」と田子さん。職場に近かった銀座NAGANOの相談窓口に通い、各地の情報を集める中で心引かれたのが「冬の晴天率が高く青空が美しい」と紹介された諏訪エリアの茅野市でした。
銀座NAGANOでも紹介された同市の地域おこし協力隊に応募して見事合格。2017年から10人の協力隊員の1人となりました。2018年からは、観光地域づくりを行う一般社団法人ちの観光まちづくり推進機構の職員として、地域ならではのさまざまな土地の暮らし体験を提供する「ちの旅」のプランづくりに奔走しています。「移住者の視点でみると、地元の人々がなんでもないと思っていることの中に、たくさんの素晴らしいコンテンツがあるんです。今でも毎日発見があります」とのこと。移住後に趣味を通じて今のご主人とも出会いました。

東城高太郎さん

「以前の暮らしとはだいぶ違いますね。休日以外にも自分の自由な時間があることが新鮮。これが自分らしい暮らし方なのかなと感じています。自由な時間といっても、夏場は出勤の前後とも趣味の畑仕事に追われているんですけどね(笑)。それもちゃんと楽しめています」
そう話す明るい笑顔からは、日々の暮らしの充実感が伝わってきます。

風景と田子さん

凍み大根など伝統食文化を守り続ける清水寿美子さんは「郷土料理作り」体験の担い手で、無農薬栽培の農業や手作りの麹、味噌作りなどに取り組む東城高太郎さんは「いなかホームステイ」体験の担い手です。こうした地元の人々とのふれ合いを通じて土地の暮らしを身近に感じられる「ちの旅」で、参加者には自分や家族を大事にするような気付きや、行動や人生が変わるきっかけを提供したいと田子さんは話します。

INFORMATION

2019年からはいよいよ「ちの旅」が本格始動。2020年にはインバウンド事業や古民家再生を手がけるアレックス・カー氏デザインの古民家宿泊施設も市内で稼働予定です。


「おためし」で始まった2地域居住は自然と自分を切り替えるスイッチに

2018年 東御市と東京の2拠点生活開始 松本大地さん

株式会社La Terra代表
松本 大地さん(1984年生まれ)

東京でWeb制作会社を経営し、ベンチャー企業がよい人材を得て定着してもらうには、斬新で魅力的な取り組みが必要だと考えていた松本さん。大好きなスノーボードができて妻の縁もある長野県にサテライトオフィスを設けようという構想と、ITを活用した事業を行いたい方に最大約6か月「おためし」の機会を提供する「おためしナガノ」の制度がうまく噛み合い、長野県内での事業が始まりました。松本さんも銀座NAGANOでの説明会に参加し、行政のバックアップがあることを心強く感じたそうです。選んだ場所は、新幹線でも車でもアクセスしやすい東御市。おためし期間中は、商工会内の事務所を借りて事業を行い、その縁もあり2018年には北国街道の宿場町、海野宿の一棟を改修したコワーキングスペース兼カフェバー「hammock」をオープンしました。

松本大地さん

「東京から来たIT企業が海野宿に事務所を構えるという話題づくりの面もありますが、ここに来るからには地域に役立つことをすべきという思いが強くありました。住民も観光客も気軽に立ち寄れ、お茶やお酒が飲める場所がほしいという声が多かったので、それならカフェバーがいいかなと。コワーキングスペースは、自分たちの事業にも役立ちますしね」
2地域での事業展開は、いろいろな変化をもたらしました。「長野県で行政関連の仕事ができ、それが信用力になって東京で仕事の幅も広がりました。一番大きな変化は、仕事への姿勢かもしれません。東京では『大手からの仕事を受注して、人材を多く雇って会社を大きくしたい』という思いだったのに、長野県に来てからは『よい人材を得てしっかりと教育し、仲間を増やして長く仕事を続けていきたい』という感覚が強くなりました」
現在は、伊那で新たなプロジェクトを推進中の松本さん。今後の活躍が楽しみです。

hammock

観光客や地元の人がカフェに訪れたり、地元農家が商品ラベルの印刷に来たりと、さまざまな人が利用する「hammock」。制作スタッフとしては長野県で採用し、ゼロからWebデザイナーとして教育した4人が勤務しています。伊那市に宿泊もできる新たなコワーキング施設をつくるプロジェクトも進行中で、長野県内でさらに活動の拠点を広げていく予定。「人柄がいいのが一番の魅力」と長野県の魅力を話します。

海野宿

「海野宿」は江戸時代初期に中山道と北陸道を結ぶ北国街道の宿駅として、大変な賑わいをみせた宿場町。伝統的な家並みが現在まで保存されていることから、1986年には「日本の道百選」に、1987年には「重要伝統的建造物群保存地区」に選定を受けています。

INFORMATION

長野県では、今年も「おためしナガノ」を実施予定。銀座NAGANOでの説明会も予定しています。移住を考えるIT関係者の皆さん、どうぞおためしあれ。


信州への移住相談は銀座NAGANOへ

銀座NAGANOでは信州への移住・週末暮らし、U・Iターンなど、さまざまな相談に専門のスタッフがワンストップで対応しています。県内各地の移住相談会も随時開催しているほか、ハローワーク端末もあるので仕事の紹介状の取得も可能です。また、ふるさと回帰支援センター(東京交通会館8F)でも長野県専属スタッフが相談に応じていますので、お気軽にご活用ください。

信州ブランドアワードロゴマーク

この記事は2019年3月時点の情報です。
取扱商品等は変更になっている場合がございますので、ご了承ください。

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