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ライフスタイル・オブ・信州ライフスタイル・オブ・信州

北アルプスの麓、山と暮らす人々

大町市・白馬村・小谷村からなるHAKUBA VALLEY は日本を代表する山岳リゾート。
7月第4日曜の「信州山の日」も間近となる今回は、雄大な山々に抱かれて生きる人々の暮らしや仕事に注目します。

白馬連峰の高山帯で見られる高山植物 白馬連峰の高山帯で見られる高山植物は約350種類で日本屈指

[白馬エリア]
自然は知るほど楽しい。だから魅力をもっと伝えたい

山の世界には、地域ごとに地元を知り尽くしたガイドのプロがいます。太田敏子さんもそのひとり。
大学時代のスキークラブでよく訪れていた白馬に魅かれ、気がつけば移住。今では白馬山案内人組合所属の山岳ガイドとして活躍しています。

「私、みちくさが大好きなんです。白馬は高山も里山にも珍しい植物や鳥、昆虫がいっぱい。だからいつも寄り道ばかり(笑)」と満面の笑み。
うわべだけを見て満足せず、ちょっと深く知ると自然はもっと面白いと力説する太田さん。一緒に歩けば元気までもらえそうです。

太田敏子さん信州登山案内人 太田敏子さん
山の魅力を伝える山岳ガイド。
※信州登山案内人はガイドのスキルに加え、山々の歴史や文化などの知識を有すると長野県が認定した山岳ガイドです。
靴
【白馬山案内人組合】
TEL 0261-72-7132

おざんざ

お食事のシメに出される「おざんざ」。独特の喉越しが楽しめます

[大町エリア]
とれたてを美味しく出す。山の幸が活きた御馳走

「ウチの料理は気取ったものは無いんですよ」と語るのは料理長でもある水口裕之さん。
とれた食材を見て最も美味しい調理法を選択できるよう事前に献立は作らないという。

お食事には岩魚の活造りや山菜、茄子の煮びたしなど素材本来の旨味が味わえるお料理がずらり。
元々割烹を営んでいたという歴史を持つ河昌ならではのスタイルです。
さらに食事のシメは納豆の糸と卵で小麦粉を練り上げた独自製法の麺「おざんざ」が楽しめるとあって実にユニーク。
女将が育てる山野草を眺めながらいただけばまさに贅沢です。

 

水口裕之さん代表取締役 水口裕之さん
山への旅人をもてなす割烹宿。【大町温泉郷 あずみ野 河昌】
大町市大町温泉郷 TEL 0261-22-4800


(写真奥)北村綾香さん、北村健一さん、(写真手前)前田聡子さん、前田浩一さん

[奥]北村綾香さん、北村健一さん、[手前]前田聡子さん、前田浩一さん

[小谷エリア]
豊かだなぁと実感できる、昔ながらの田舎暮らし

小谷村の大網(おあみ)地区は、住民70人ほどの小さな集落。
田畑を耕し、山に入り、自然とともに生きる、そんな暮らしに魅かれ移住した仲間たちがつくったグループが「くらして」です。

地元のじいちゃん、ばあちゃんに昔ながらの技や知恵を学び、これらを残していくべく山仕事や米作り、炭焼き、名産の栃餅づくりなどに挑戦。
昨年誕生した体験交流施設「つちのいえ」の運営も行っています。
かつて千国街道(塩の道)の宿場町であった大網独特の人々を温かく受け入れる魅力と空気を「くらして」も受け継いでいます。

くらして山里に憧れ暮らしを紡ぐ人々。
つちのいえでは小谷の暮らしを体験できるワークショップなども開催。【くらして】
北安曇郡小谷村北小谷大網 TEL 025-561-1023


信州を旅しよう!

八方池【夏に歩きたい!白馬の名所・八方池】
~高山植物が咲く八方池へ~
手を伸ばせば白馬三山に届きそうな、標高2060mにある八方池は夏の人気スポット。1850m まではゴンドラやリフトで行け、コースが整備されているのも人気の理由。7~8月は高山植物の最盛期で可憐に咲く花々も迎えてくれます。

白馬村観光局 TEL 0261-72-7100

 

雨飾山【夏に登りたい!日本百名山・雨飾山】
~日本海まで望める山頂へ~
日帰りで変化に富んだ本格的な登山が楽しめると人気なのが雨飾山。山頂からの360度の大パノラマは絶景で、天気がよければ日本海や北アルプスを一望できます。麓にはブナ林に囲まれた開放感あふれる「雨飾高原露天風呂」も。

小谷村観光連盟 TEL 0261-82-2233

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