銀座NAGANO唎酒師 玉村あずみの「今宵楽しむ酒と肴」-Dec 2018-
2018.12.19
大晦日やお正月などの特別な日は、お酒だけでなく酒器にもこだわりたいもの。
というわけで今回は、雰囲気が楽しめるだけじゃなく、お酒自体もおいしくしてくれる酒器をご紹介します。
純米大吟醸や大吟醸など、香りが華やかで軽やかな甘みのあるお酒にピッタリなのが、「Rock Field チタングラス 澪- Mio-」(54,000円)です。
精密機器製造メーカーの岩原(岡谷市)の技術で誕生した、チタンの塊から全てを削り出した継ぎ目が一切ないグラス。チタンの無味・無臭で、耐水性が高く腐食もほとんどしない特徴を生かした優れものです。
長期氷温熟成や古酒など深みのあるお酒には「百色-hyakushiki-蕾シリーズ 盃・線」(8,532円)を。
ストレートな形がシンプルかつダイレクトに味わいを伝えてくれます。ガラスに直接漆を塗る丸嘉小坂漆器店(塩尻市)の独自の技術と洗練されたデザインから、手仕事の奥深さが伝わってくる逸品です。
気の置けない人たちと一緒に日本酒を楽しみたい時は、「Kiseki-glass」(1,620円)で。
ころんと丸みを帯びたつぼみ型が、お酒の香りや旨味を膨らませてくれて、お米の旨味と味わいが生きた純米酒や特別純米酒にピッタリの酒器です。ボトムのヒビを意図したデザインが織りなす光の反射も素敵な時間を演出してくれますよ。
唎酒師 玉岡 あずみ
信州地酒アドバイザー
(長野県酒造組合公認)