木曽茱(あかね)会漆器展示即売会【2日目】
- 入場自由(予約不要)

木曽漆器は、現在の長野県塩尻市が、木曽のヒノキを使った木地作りが盛んな土地柄で、江戸時代に尾張徳川藩の手厚い庇護を受け、中山道の街道文化とともに発達しました。
明治時代初期に地元で鉄分を多く含む錆土粘土が発見されたことから、堅牢な漆器が作られるようになり、その名を全国に馳せることとなりました。
今回作品展を実施する茱会(あかねかい)とは、木曽漆器産地において、杉下繁(すぎしたしげる)先生の元で、その教えを受けた者たちで作られた会です。同じ先生の教えを受けていながら、各々作風が異なり、その造形・技法等は皆一様でなく自由です。
しかし、その教えの根本である工人としての社会的使命は何かを追求したものであり、その追求はこれからも続きます。
今回は、会員の中から、有賀俊一さん、伊藤敦欣さん、巣山定一さん、巣山元久さん、西野孝章さん、深井公さんの6名の個性あふれる力作がそろっています。イベント期間中はご本人の皆様もお越しになりますので、作品に込めた思いについてもお話を聞いていただけると、より木曽漆器の魅力を感じていただけると思います。
使い込むほどに味わいも愛着も増す木曽漆器。ぜひこの機会に触れてみてください。
杉下 繁(すぎした しげる)
木曽漆器の里楢川(現長野県塩尻市)で、半生を漆芸の指導者として後継者の育成に尽力。
〈略歴〉
明治44年 宗賀村(現長野県塩尻市)に生まれる
昭和15年 東京美術学校漆芸課卒業
昭和23年 木曽山林高等学校講師後に長野県認定木曽高等漆芸学院専任講師
平成14年 長野県無形文化財保持者(人間国宝)認定
平成16年 逝去
【木曽茱会漆器 展示即売会 開催日時】
1日目 11月29日(金)11:00~19:00
2日目 11月30日(土)10:30~17:00
- 開催日2019年11月30日(土)
- 時間10:30~17:00
- お問い合わせ長野県営業局 TEL 026-235-7249 メールでのお問い合わせはこちら※お問い合わせの際は、件名に「イベント名」と「開催日」をご記入ください